ごあいさつ

 中性子捕捉療法、難治がん治療への挑戦

 がんに対する研究はこれまで多くの研究が成され、多くの治療法が確立されてきています。しかし、全てのがんに効果のある治療法はなく、今現在新たな治療法の研究開発が世界中で進められています。
このようながんを取巻く環境の下で弊社は、少しでも多くのがん患者様に「より良い」がんの治療法(がん細胞を超選択的に破壊し、正常細胞に害を与えない方法)のご提供を志し、設立いたしました。

現在、がんの治療法として注目を浴びているのが陽子線や重粒子線を用いた放射線治療ですが、適応範囲の問題や又装置が非常に高額であり、且つ広い設置スペースを必要としますので医療機関への導入の妨げとなり、普及性に課題があると認識しております。弊社では新たな放射線治療法として、ホウ素中性子捕捉療法(BNCT)に着目しております。BNCTは、これまでの放射線治療とは全く異なったコンセプトの治療法であり、またがん患者様にとって副作用が少ないと言われる「BNCTによる治療方法」は原則1回の中性子照射で治療が完了します。

これまでの粒子線治療や放射線治療とは原理的に異なることから、複数回の照射を受ける必要がなく、がん患者様にとって肉体的、精神的な負担が大幅に少なくなる可能性があります。

このようにNCTは次世代のがん治療として、今後は薬剤デリバリーシステムの発展により無限の可能性を秘めており、一刻も早くより多くの患者様へのご提供を目指し、NCTの普及活動に向け今後とも誠意努力してまいります。 

株式会社リライズメディカルシステムズ代表取締役社長門出長利™

重要なおしらせ

■「慶應義塾大学医学部脳神経外科教室」様と「株式会社リライズメディカルシステムズ」は、 次世代のがん治療法である中性子捕捉療法について包括的な協力関係を構築致しました

■特許(直腸を固定するバルーンカテーテル)を取得致しました。           prostate cancer immobilizing balloon】

・開発コンセプト

IGRT 併用 IMRT は前立腺がんをはじめ全身の悪性腫瘍に対して有用性が示されています。特に前立腺がんでの「IMRT plan」を忠実に遂行するためにはOAR及びPTVの固定・可視化が必須であると考えます

・特徴/可能性

①直腸及び前立腺の可視化

②直腸線量の実則

③照射中の位置ずれ軽減

④直腸拡張による高線量域の縮小

⑤直腸形状固定化

⑥ガス排出

⑦寡分割照射への貢献

薬事申請準備中/ライセンス供与等、ご希望の方はメールにてご連絡ください。      

orikasa@rerise-medicalsystems.co.jp

BNCTとは

・BNCTは、正常細胞には影響が少なく、がんを細胞単位で非侵襲的に死滅させる事が可能な治療法です。        細胞選択的治療法

・これまでの放射線治療は、正常細胞もがん細胞も同じような影響を与えるため、如何に放射線を照射する領域を正確に決定できるかが重要となります。                                       (領域選択的治療法)

・細胞選択的治療法である「BNCT」は正常細胞に非常に優しいがん治療法といえます。

BNCTの導入実績

BNCT導入実績:江戸川病院様

弊社ではこの度、社会福祉法人 仁生社 江戸川病院様と、病院設置型 小型加速器BNCTの導入に関する包括的契約を締結させて頂きました。

導入前の検討段階から加速器-BNCT及び必要設備の準備、臨床試験に向けたあらゆるご支援を行なっていきます。

 

江戸川病院 放射線科部長 「浜 幸寛」先生コメント

病院設置型BNCTsystem導入の骨子

当院では、癌病巣には大量の放射線を照射し、正常組織には極力放射線を当てないという大局的な目標を達成するため、「ピンポイント」放射線治療の専用機TomoTherapy®を3台導入し、強度変調放射線治療(IMRT)、定位的放射線治療(SRT)を行ってきた。

画像誘導放射線治療(IGRT)が装備されていることもあり、体表から視認できない病巣を正確に捉え、腫瘍の形状に合せたオーダーメードの放射線治療が可能となっている。

しかし、肉眼的に捉えられるマクロの腫瘍に対してピンポイント照射は可能になっても、分子や細胞レベルでのピンポイント照射は不可能であった。

BNCTは、特定の分子、細胞を標的に出来ることから、ミクロのピンポイント放射線治療を可能にした。ミクロのピンポイント放射線治療は、これまで治療に難渋してきた神経膠芽腫やパンコースト腫瘍、さらには一度放射線治療を行った後の再照射を可能にし、根治的放射線治療だけではなく緩和的放射線治療においても有用な治療手段になり得ると期待している。

また、小型軽量で安価・安全であるため、当院のように場所に限りのある一般病院でも無理なく導入でき、経営面でもメリット大である。

さらに、固形のリチウムターゲットを用いたライナックが基本構造であるため、医療者への被曝や汚染を最小限に抑えるだけでなく、「環境や近隣住民の方々への配慮」が施されていることも治療を行う上で重要な要素であると考える。